VOICE

設計は基準に則るだけではない。自分の意見も持って、構造物と向き合う。

地下設計室

S.M.
入社8年目 技術職(一般職)

記憶に残る業務、大変だった業務

私にとって最も記憶に残っている業務は、入社4年目のころに携わった大規模な橋梁設計業務です。その業務は、私が初めて全体的に業務を管理する立場、ジョブマスターとして携わりました。設計方針の提案や業務工程の管理など、それまでは先輩たちが担当していたものに、私が直接関わりました。管理する立場であるため、業務に対する責任が大きくなり、業務開始当初はプレッシャーも大きかったです。しかし、それと同時に自分の設計思想を業務により反映しやすくなりました。また、業務全体を見通すことで、規模感をより自覚することができ、最終的に業務完了した際には、大きな達成感がありました。この業務を完了したことが自信につながっており、私の中では特別な業務となっています。

記憶に残る業務、大変だった業務
役割で意識していること、仕事へのこだわり

私の仕事へのこだわりは、"自分の意見を持つ"ことです。私は入社する前は、設計というと決められた基準に則り、設計計算書や設計図を作成するものという認識でした。もちろん基準はありますが、現実の条件(地域・空間・利用者…)を考慮すると、その用意されている基準通りに設計を進めることができない場合が多くあります。机上の空論では、当然発注者に納得してもらえない(現実に落とし込めない)ため、基準に則るだけでなく自分自身で個々の設計に対する意見を持つことが重要になると考えています。日々パソコンにだけ向き合っていると、忘れてしまいがちな"最終的には現実に出来上がる土木構造物"であると、意識的に思い出して仕事に向かうように心掛けています。

役割で意識していること、仕事へのこだわり
学生の皆さんへメッセージ

一言で建設業界と言っても多種多様な仕事があります。弊社の業務内容を分類すると、建設業界→コンサルタント業→設計職→鉄道構造物設計となります。更に会社ごとの働き方や社員の特色も考慮すると、学生時代という短い間だけで、本当に自分に合った仕事・会社を見つけることは難しいと思います。しかし、この内容を見てくれているということは、少しでも弊社に興味を持ってくれたということだと思います。文章だけでは伝わない空気感やより深い業務内容を知ることができるので、ぜひ会社説明会やインターンシップに参加していただきたいです。"会社を知る"という貴重な経験は、きっと皆さんの財産になると思います。その上で弊社を志望していただければ、大変嬉しく思います。